日本は地震大国

地震大国

地震大国、地震列島として知られる日本ですが、年間何回地震が起きているのかご存知でしょうか?
実は小さな地震から大地震まで合わせると年間1万回以上と言われれいます。これは世界中で起こる地震のだいたい1割に達する数字なのです。一体なぜ日本には地震が多いのでしょうか?

プレート運動

地球内部構造

地球にはプレート運動というものが起こります。難しい説明は省きますが、簡単に言うと地球の内部は内核の上に外核がありその上に、厚いマントル層があってその上に地殻が乗っているという構造になっています。このマントルの一部と地殻を合わせた70~200kmまでの層をプレートと呼びます。
このプレートが地球に12個あり、地球の表面を形作っているのです。しかし、マントルは非常にゆっくり動いていて、それに伴ってプレートも動き、プレートとプレートの境目で2つのプレートが「沈み込む」という現象が起きてしまうのです!
その沈み込みによって、引きずり込まれたプレートがある時、跳ね上がることによって「地震」が起きてしまいます。
そして、恐ろしいことに日本列島は4つのプレートが沈み込む境界が集中しているところの真上に存在しているのです。まさに地震列島なのです。
※日本列島付近にあるプレートは「太平洋プレート」、「オホーツクプレート」、「フィリピン海プレート」、「ユーラシアプレート」が存在しています。

内陸地震

地震はプレート運動によってのみ起きる訳ではなく、内陸地震というものがあります。実は阪神大震災もこの内陸地震に当てはまるのですが、一枚のプレート内で局地的に起きる地震のことをいいます。原因は活断層が深く関わっていて、岩盤がずれたり、破壊されることによって地震が起きてしまいます。
この内陸地震と深く関わる活断層は日本に約100個ほど確認されていますが、未確認の活断層もまだまだ存在すると言われています。

直下型地震

内陸地震は俗称として直下型地震と一般的に呼ばれます。内陸で発生するので日本では居住区になることも多く、大きな被害をもたらしてしまう恐ろしい地震なのです。ちなみに1923年に起きた関東大震災も直下型地震だったと言われています。

地震は突然に

地震のメカニズムは、完全に解明サれたわけではなく、まだまだわからないことが数多くあります。「地震予知」を何日も前からすることが出来る訳ではないので、やはり地震への備えがとても重要になってきます。小さなことから一つでも「地震対策」につながることを始めていきましょう!

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